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いかに道路を整備するかではなく、都心部などでは道路空間を複合的に有効に使うことによって、より便利な都市をつくることが求められているという観点から、東京の郊外都市を舞台に、道路が交通施設を越えて都市のシンボリックな空間となり得ること、そのためには、都市を計画する人は、道路がもち得る多面的な機能に対して透徹した目をもつ必要があることに注目した。
高速道路の整備について述べ、特に最近、高速道路の料金問題が脚光を浴びているが、問題の核心がどこにあるかを明確にしようと試みた。
そして、立体道路の可能性を取り上げた。
前までは、都市内や都市間の新しい交通手段を展望した。
前で取り上げたテレコミューティングは、交通手段というより、その代替手段である。
これが普及すれば、われわれは移動することなく交通の目的を達することができるようになる。
アメリカでは数百万人がテレコミューティングを楽しんでいるというが、わが国でも新しい時代が来るのであろうか。
ここでは、都市内と都市間の新しい足として、新交通システムとリニアモーターカーを取り上げた。
これらがうまく開発され定着していけば、快適でしかも効率的な交通手段がさらに拡充されることになる。
前ではヘリコプターを扱った。
かつて建築家ライトはヘリコプターが日常生活の足となる光景を描いたが、果たして将来ヘリコプターに乗って地上の喧騒とは無縁にあちこちを飛び回るというような時代が来るのであろうか。
そこで駐車場問題を考えた。
自動車の使い勝手を考えると、道路の整備も重要であるが、駐車場の充実も欠かせない。
しかし現実は、駐車場は不足がちで、道路に止められた車は阻害物となっている。
適切な駐車政策とは何であろうか。
ここで述べるのは、物流である。
物流は、宅配便に象徴されるように近年消費者本位に大きく発展した。
しかし一方でトラックに依存する態勢は、排気ガスによる大気汚染の大きな原因となっている。
物流に変革の可能性はあるのだろうか。
これまでは、これまでの個別の交通手段や、施設の議論を踏まえて、より総合的な交通問題に目を向けた。
前では、環境問題を大きな制約条件にカリフォルニアで取り組まれている交通需要管理を紹介し、いかに資源が豊富でも、都市交通には環境を制約条件としたマネージメントの発想が必要であることを述べた。
前では、交通問題の解決には、交通だけの領域に留まらず、都市の土地利用のあり方を変革していくことが不可欠であることに注目した。
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